*Money Management*

お金と自由と選択肢

お金がない人の共通点:衝動的な性格

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お金がない人の多くに共通する「衝動的な性格」

 

判断や行動が早いという点で良い流れを生むこともあると思いますが、お金がない人の多くに共通する性格であることも否めません。

 

今回は、衝動的な性格の人について考えていこうと思います。

 

衝動的な性格の人

欲しいと思ったものを我慢できない。

一目惚れで、洋服、装飾品や雑貨などを買ってしまう。

テレビCMやネット広告、などを見ると、すぐに欲しくなってしまう。

通販番組が好きで、新商品やお得な商品に弱い。

 

上記のような衝動に覚えのある人はいませんか?

 

欲しい!と思っても、お金を銀行に下ろしに行き、またお店まで戻ってくるという手順を踏まなければいけなかった時代に比べ、とても衝動買いしやすい時代になりました。

 

ネットでワンクリックで買い物ができるようになり、とても便利な反面、衝動的な性格の人にとっては散財しがちな環境になったともいえます。

 

また、電子マネーや電子決済サービスの拡充により、現金を持ち歩かなくてもほとんどのお店で買い物ができるようになった点も衝動買いを止められない性格に歯止めがきかなくなる要因のひとつなのではないでしょうか。

 

衝動買いであっても、自分の収入に見合っている場合や、予算の中での出費であればそこまで問題はないとも思います。

 

しかし、衝動に身を委ねた生活を続けることで、手元にお金が残らないどころか、借金だけが重くのしかかるということになりかねません。

 

「宵越しの銭は持たない!」と、お金を貯めることの必要性を感じていない人に対して、あれこれ口出しするつもりはありませんが、あなたが「お金がない」ことを本意でないと感じているのであれば、今すぐ対策することをオススメします。

 

衝動的な人の対処法

すぐに買えない状況を作る

衝動的な人は、必要以上の現金、クレジットカードやキャッシュカードを持ち歩かないようにしましょう。

 

電子マネーを使用する場合は、最低限のチャージ額にし、口座との紐付けNG!オートチャージの利用もNG!

 

もちろん、クレジットカードを持たないというのも対策のひとつといえます。

 

しかし、急な出費もあるでしょうし、ずっとそのような生活をしましょうと進めているわけではありません。

 

欲しいと思った衝動を一旦落ち着かせる練習をしてみては?という提案です。

 

すぐに買える状態でなければ、一度考える時間もできますし、本当に必要かどうかを精査することもできます。

 

客観的な意見に耳を傾ける

自分だけで判断せず、家族、友人、知人に相談してみるのも良いでしょう。

 

自分からしたら「これは良いものだ!」と思うようなものでも、他人からすれば「同じようなものをこの間も買っていたよね」「絶対使わなくなると思う」と思われるものかもしれません。

 

客観的な意見に耳を傾けることは大切です。

 

そのものの『価値』を考え比較する

自分自身でも『その商品やサービスのどこに魅力を感じたのか』『どうして欲しいと思ったのか』を考えてみてください。

 

その商品やサービスでなければダメな理由があるのか?

 

類似の商品やサービスでより安いものはないのか?

 

使いもしない機能やサービスがついているのであれば、それを取り払った分、安く利用できるものがあるかもしれません。

 

自分に本当に必要な『価値』のあるものを選別する能力を身に着けて欲しいと思います。

 

いつ使うものなのかを考える

本当に必要なものであれば、今買わなくてもいずれ購入することになります。

 

必要になるかもしれない時を見越して、その分のお金を貯金しておき、必要である瞬間に購入するというのも手段のひとつです。

 

そうすれば、購入することになっても予算の中から購入することができます。

 

さらに、購入しなかったものの分だけ預金残高も増えるので、貯金の楽しさを知ることができるかもしれません。

 

欲しいものリストを作成する

欲しい!という衝動を抑えられない気持ちはよく分かります。

 

購買意欲は、誰しもに必ず生じる欲求です。

 

衝動的な性格の人は、欲しいという衝動を購入という行動でしか抑えられないと勘違いしているところに問題があります。

 

衝動を発散する方法を知ることで、衝動的な性格を利用し、上手にお金を貯めることも可能になると思います。

 

まず、欲しいと思ったら、ノートでもスマートフォンのメモ帳でも何でも良いので欲しいものリストを作りましょう。

 

そこに『いつ』『どこで』『使用頻度』『商品の価値』という項目を作ります。

 

『いつ』

その商品やサービスをいつから使用しなければいけないのかを考えてみましょう。

 

さらに、商品を使用するまでの猶予は最大どれくらいあるかを検討し、その日までに購入するには、月にいくら貯金すれば良いか計算してみてください。

 

『どこで』

その商品やサービスはどこで使用するものかを考えてみます。

 

外出先や人目につく場所で利用するのであれば、見栄えも気になるかもしれませんが、使用場所が自宅であればそこまでデザインを気にする必要もなかったりと、その商品から省いてもいいであろう要素が見つかるかもしれません。

 

『使用頻度』

1日1回必ず使う。1年に1回しか使わない。など、どのくらいの頻度で使用するものかを考えてみてください。

 

使用頻度を把握することで、購入するよりもレンタルの方がコストパフォーマンスが良い場合や中古でも構わないという場合もあるかもしれません。

 

『商品の価値』

自分が、その商品やサービスのどこに魅力を感じたのかを書き出してみましょう。

そうすることにより、その商品やサービスを他の類似品と比較検討することができるようになります。

 

いらない機能やサービスを取っ払ったおかげで、安価で利用することができるかもしれません。

 

比較できる部分は、値段だけではなく、より自分に価値のある機能が付随している商品やサービスが見つかることもあると思いますよ。

 

上記のような項目を作り、買い物リストに記入し終わったとき「欲しい!」と思った衝動が少し落ち着いていることに気づけると思います。

 

あとは、買い物リストの商品やサービスの目標金額に向けて、お金を積み立て、お金が貯まった段階で、再度購入を検討してみてください。

 

あれほど魅力的に感じていたはずなのに、そこまで欲しいと思わなくなっていたら、その商品を購入せず、貯めたお金は貯蓄していきましょう。

 

それでも欲しいと思えるものであれば、貯めたお金で購入すればいいですし、その間に、いろいろな商品との比較検討もできていると思うので、自分にとって本当に価値のある商品であると納得して購入できると思います。

 

どちらにせよ、衝動的に買ってしまうよりも良い結果を感じることができるのではないでしょうか。

 

 

 

簡単に買い物ができるようになり、衝動的な性格の人にとっては、衝動買いしやすい環境が整ってしまいました。

 

売る側も、購買意欲を煽るような広告で上手にマーケティングしてきます。

 

その手法にホイホイ引っかかる都合の良い客になるのは辞めて、自分にとって本当に価値のあるものにお金をかけるようにしましょう。

 

衝動的な性格は、判断が早く決断力のあるという長所でもあります。

 

衝動買いを良くないと判断し、行動しようと決断することができれば、短所である一面を打ち消すこともできるのではないでしょうか。