お金持ちとお金がない人の違いを考えてみた
「お金持ち」と「お金がない人」の違いを考えたことはありますか?
ただ単に、運の良し悪しというわけではないでしょう。
両者には、大きな違いがあるはずです。
しかし、自分ではどうすることもできない要素があるのも確かなことだと思います。
では、性格だけに絞ってみましょう。
お金持ちの人は、どんな性格だと思いますか?
あなたは、どんな性格ですか?
両者を比較してみた場合、どうでしょう。
自分 < お金持ち
自分は劣っていて、お金持ちの人は優れていると思う人もいるかもしれません。
自分 = お金持ち
性格だけでは、さほど違いがないと思う人もいるでしょう。
自分 > お金持ち
自分の方が人間的にしっかりしていると思う人だって、少なくはないでしょう。
では、「お金」という観点から見て、自分は優れていると思えますか?
大半の人は、「お金」という観点からすれば《自分 < お金持ち》になるのではないでしょうか。
お金が全てではないとはいえ、お金が全くなければ生きてすらいけません。
お金は、生きていく上で必需であり、お金を全く必要としない人なんていないでしょう。
過去は変えられませんし、環境を変えるのはハードルが高いと思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、性格であれば、今すぐ心がけることはできます。
お金持ちの人は、どのような性格なのか。
自分とどう違うのか。
一度、考えてみませんか?
『自分 < お金持ち』
「性格」という観点で比較した際、自分の方が劣っていると感じる人。
このタイプの人は、自分自身を客観的に見ることができており、実は一番お金持ちに近い考え方ができる人だと思います。
お金持ちの人を、嫉妬の対象ではなく、憧れや目標にすることに抵抗感がないと思われるため、考え方や性格をお金持ちの人に近づけることも比較的容易にできるでしょう。
では、どうしてお金持ちになれないのか。
それは、お金持ちの人がどういう性格なのか、どのようにお金持ちになったのか、というお手本となる人が身近にいないのではないかと思います。
もしくは、身近にいるお金持ちの人から、学ぶべき部分が間違っているということも考えられるでしょう。
お金持ちになりたいと思う人がお金持ちの人を見て、ただ真似をする。
それだけでお金持ちになれるなら、誰も悩むことなどないでしょう。
その人の本質、その人が自分と同じ立場であったときのことを考えてみる必要があると思います。
『自分 = お金持ち』
お金持ちの人と自分、性格的な違いはそうないと考える人。
あの人にはできることが、どうして自分にはできないのか、と思うこともあるでしょう。
確かに、お金持ちの人は既に資金力があるので、何か事業をはじめようと思ったら、あなたより簡単に着手することが可能だと思います。
そのとき「結局、資金がないから何も出来ない」と、性格なんて関係なく、自分には環境が整っていないせいで成功できないなんて思っていませんか?
そう感じている人は、お金持ちの人の今しか見ていないのではないでしょうか。
ある程度お金を稼げるようになると、環境や人間関係にも変化を及ぼします。
そして、それは性格にも影響を及ぼします。
その人は、今も昔も同じ性格でしょうか?
おそらく違うでしょう。
大切なのは、お金持ちの人が成功する前のこと。
どのようにして成功し、のし上がってきたのか。
そういう部分に着目しなければいけないのではないでしょうか。
『自分 > お金持ち』
「自分の方が性格が良い」と自己評価が高いため、お金持ちに対しての「憧れ」が「嫉妬」に変わりやすいのが、このタイプの人です。
「チャンス」さえあれば自分も成功できると思っていませんか?
「チャンス」は待つものではなく、自分から掴み取りにいく方法もあるとは思いませんか?
今回は、私が考えてみてくださいと提案したので別ですが、そもそも、性格の良し悪しは自分が決めることではありません。
他者からのイメージであるはずです。
自分の考えが正しい!と思っているうちは、よほどの才覚を持ち合わせている人でなければ、お金持ちへの道は険しいだろうと思います。
ただ、自己評価が高い人の中には、努力を惜しまず、お金持ちになるために邁進しているという人が多くいるのも事実です。
「自分も頑張っているのに」「自分の方がお金持ちになる資格があるはずなのに」と反骨心のようなものから湧き出てきた「嫉妬」であれば、少し考え方を改めることで、状況が良くなる日もそう遠くないのではないかと思います。
お金持ちの人とお金のない人の違いを考える
お金持ちの人に近づきたい。
あんなふうになりたい。
そう思った時、まず思いつくのは、成功している人の真似をすることかと思います。
憧れから、素直に模倣する人。
「他者にできて自分にできないはずがない」、「自分ならもっと上手くできる」と、自分なりの手法を加え、大きく成功しようと飛躍する人。
前者と後者では、どちらがお金持ちへ近いと思いますか?
私が思うに、どちらも大差ないと思います。
どれほどの稼ぎがあれば、お金持ちと呼んでいいのか。
自分の中での定義がないと、青天井です。
生活のレベルが少しあがるだけでいいという人もいれば、大きく飛躍したい人もいるでしょう。
もちろん、普通の生活を普通に送れれば良いという人だっていると思います。
成功者を完コピすることができれば、それなりに成果がでることも多いでしょうし、自分なりの手法を交え高みを目指した結果、上手くいく人もいれば、逆にその手法がハズレの場合もあります。
発想、手法、機転、そういうものは個人差も大きいと思いますし、世に出ていない部分も多いはずですから、全く同じことをするというのは、難しいでしょう。
しかし、性格という、今までのその人を作り上げてきた人格のようなものは真似ることが比較的容易です。
「こういう性格の人はこういうときどうするか」と予想を立てることは、前述したことに比べれば、そこまで難しいことではないのではないでしょうか。
もちろん、そのままそっくりその人の性格と同じようにというわけにはいかないと思います。
一人のお金持ちを目標にするのではなく、いろいろなお金持ちの人を見てみると、共通点があることに気づけると思います。
まずはそういう、お金持ちに共通する性格を探してみるのも面白いと思うんです。
しかし、それを真似しても上手くはいきません。
できれば、その人がお金持ちになる前、お金持ちのその人を作ってきた頃のその人を知ることができれば、より面白い発見ができるのではと思います。
冒頭で、「自分 < お金持ち」「自分 = お金持ち」「自分 > お金持ち」という例を挙げました。
私はこれを、多くの人がたどり得る順序のように感じています。
お金持ちに憧れ、あの人のようになりたいと思う。(自分 < お金持ち)
同じようにやっているはずだが上手くいかない。自分とあの人と何が違うのか。さほど違いなど感じられない。なぜ自分にはできないのか。(自分 = お金持ち)
自分の方が頑張っているはずなのに上手くいかない。アイツがチャラチャラ遊んでいる間にも努力しているのに。苛立ち。むかつき。(自分 > お金持ち)
このように、実は、目標に向かう一人の人格のある時点を抜き出しタイプとして分けてみたものでした。
自分は今どの段階だろう、と考えてみるのも、今の自分を見つめ直す良い機会になるかもしれません。
お金持ちの性格を模倣すべきだ!と言いたいわけではありません。
しかし、「自分 < お金持ち」「自分 = お金持ち」「自分 > お金持ち」という一連の流れは、お金がない人、稼げない人の共通点であるということ。
ただ、この一連の流れの中で、極稀ではあるけれど、運良く違うルートへ進む人がいることも事実だと思います。
お金持ちの人たちにも、辿ってきたルートがあるはずです。
そこにどのような共通点があるのかを考えてみると、何か見えてくることがあるかもしれませんよ。